子どもでも使えるワキガ対策グッズは?

ワキガは優性遺伝ですので、ご両親がワキガ体質の場合、お子様に遺伝する確率がとても高いです。
両親ともどもワキガだと、お子様はほぼ必ずと言っていいほどワキガになりますし、片方がワキガでも4分の3の確率でワキガになると言われています。

ワキガが優性遺伝なのは、やはり人間も動物もということで、本来は自分のニオイやフェロモンを遠くまで匂わせた方がナワバリを作る上で有利になることの名残りなのかもしれませんね。

そう考えると、ワキガは少しも恥ずかしいことではないのですが、現実は厳しいもの。
いままで何度も書いてきた通り、日本は『ニオイ』にとても厳しい社会です。

お子様に遺伝したワキガが現れるのは思春期の頃で、脇毛や陰毛が生えてくる時期。
そのため、性フェロモンを分泌するアポクリン汗腺も発達し、ワキガ臭が出始めることになります。

そして、思春期はとてもイジメの起きやすい時期なため、『クサイ』とはっきりわかるワキガ臭はイジメのターゲットになる可能性が大きいのです。

ワキガに関してオープンな家庭で、自分のワキガをよく自覚していて多少からかわれても撃退できるお子様なら心配ありませんが、内気なタイプのお子様だとからかいやイジメがエスカレートします。



そうなった時に助けられるのは、親御さんしかいません。
イジメに対して、先生や学校というものが何の役にも立たないことはニュースでもよく知られている話ですよね。

そのため、できることなら親御さんがワキガなら、お子様にもワキガになる可能性があることを徐々に教えていき、ワキガの知識を事前に与えて備えるのが好ましいです。

そして、お子様でも使えるワキガ対策グッズ、ワキガクリームなどを用意しておきましょう。

子どもにはワキガクリームの方がいいの?手術はできない?

お子様がはじめてワキガのニオイを気にするようになった時、悩みの度合いにもよりますが『ニオイを消したい』と思うのは当然のことです。

ニオイの元となる汗を出すアポクリン汗腺を除去する手術があると知ったら、やはり手術してニオイをなくしたいと考えることでしょう。

思春期の年頃は非常に心がもろく『大勢の人と違う』ということにとても傷つきます。
ワキガさえ解決できたらみんなと同じになれるのに…そう悩んでもおかしくはありませんよね。

ただ、思春期はまだ汗腺が成長していく時期ですので、アポクリン汗腺を手術で取り除いてもまた発達し、再発する可能性が大きく、この時期の手術はオススメできません。

子どものうちにしておいた方がいい手術は扁桃腺くらいのもので、ワキガ手術は大人になって汗腺がしっかり成長しきってからのほうが効果が出やすいのです。

皮膚科や美容クリニックのホームページを見ても、ほとんどの先生が子どものワキガ手術はすすめていません。

そのため、子どものうちは刺激の少ないジェルやクリームで対処するのが基本となります。

どんなワキガクリームが子どもに使える?

お子様にも使えるワキガクリームは、ここでずっと紹介してきたラポマイン、クリアネオ、デオプラスラポや、その他ノアンデなどです。



クリアネオなどは『赤ちゃんの肌に塗っても大丈夫』と言われるくらいの低刺激性ですし、ラポマインもお子様に塗っても大丈夫という説明をしています。

ただし購入したらパッチテストをして、肌に合うかどうか確かめましょう。
もし合わなければ、使用後でも返品できるものを選ぶといいですね。

子どもの場合は学校も忙しく塗り直しが大変なので、朝晩塗っておけば大丈夫な持続性の高いワキガクリームが好ましいです。

また、親御さんが愛用している市販のワキガクリームでいいのがあれば、そちらを試してみてもいいでしょう。

いくら持続性の高いワキガクリームでも、子どもは体育や部活もありますので、そこで汗をかいてにおいそうになった時のために、塗り直し用に小さなボトルに分けて持ち歩かせるといいでしょう。

塗り直しの時は、汗拭きシートで拭き取ってからにすることも教えておくとなおいいですね。
大事なのは、これらの持ち物はあまり周りの人に見られないようにすることです。

8×4やBanのスプレーなら、体育や部活のあとで様々な生徒が使うのでオープンに使えますが、ワキガクリームは違います。

この『違うもの』に対して他の子どもは異常な関心を持ちますので、ワキガクリームの塗り直しはトイレの中などで行うようにしましょう。

自分からワキガをカミングアウトする必要はありません。
それはとてもプライベートなことですし、周囲に臭わせまいと気を使ってワキガクリームを塗っているのですから、平気な顔をして過ごすといいでしょう。

もしちょっと臭ったりして、ワキガのことを詮索してくる子がいたら『臭うって何が?私は別に何も感じないけど。それよりあなた口がいつも臭いけど病気なの?』などと流せるくらいに強気になるのが好ましいです。

人のニオイを指摘して喜ぶような人間は、自分のニオイを指摘されるとグサッと傷付きます。
人間は誰でも臭いものです。

頭皮のニオイでも、口臭でもニオイのしない人間はいません。
あれこれ言ってくる底意地の悪い人間には『自分の頭の上のハエでも追ってれば』と強い態度で対処することも大事です。

子ども時代は、様々なことで周囲との関係に傷つき悩みます。

ワキガの問題も大きな悩みとなりますので、できるかぎり親御さんとオープンにデオドラントについてや、周囲への対処法について話し合っておきたいもの。

親御さんの中には、子どもにワキガが遺伝している事を言えない、子どもは子どもで自分のニオイを親に相談できないという事例も見受けられますが、それはワキガの問題の解決を遅らすだけです。

子どもにワキガが遺伝していることを打ち明けたことで、親を恨む子はほとんどいません。

むしろ生理への対処法を教えるように、早め早めに親からワキガへの対処をレクチャーしてもらったほうが、子どもとしては隠されるよりもありがたいものだと思います。