汗が臭くなる食材とは、どう付き合えばいい?ニオイを軽減する方法はある?

脇汗が臭くなる食材として代表的なのが、肉類や乳製品など動物性のたんぱく質と脂肪を含むものです。
単純な話、肉料理を2、3日続けて食べると、ワキガの悩みがない方でも汗のにおいがツンとしてきます。

そのため、もともと体臭が少なかった日本人も、最近は汗のにおいで悩む人が増えました。
問題はやはり食事が欧米化して肉やチーズをたくさん食べるようになったためでしょう。

ただ、食の欧米化は悪いことばかりではありません。肉料理やチーズ類、バターなどの栄養価が高い食品を誰もが食べられるようになったことで、日本人の体格は格段に良くなりましたし、栄養失調からくる体調不良も減り、体力もつき平均寿命も延びました。

カラダのためには、やはり適度に動物性の食材を取り入れたほうがいいのですね。
そこで、汗のにおいが気になる時には、これらの食材とどのように付き合っていけば良いのでしょうか?

肉類や乳製品が汗臭くなるワケは?

カラダが冷えているときに肉料理を食べると、つま先まで温かくなった、という経験はありませんか?
動物性の食材、特に肉類は消化に時間がかかり、かなりのエネルギーを使うため体温が上がります。

それがまず発汗の原因となり、今度は活性酸素が発生します。
カラダの中をサビつかせる原因となる活性酸素が発生すると、体臭も強くなります。

また、ニオイの強い汗を出すアポクリン汗腺はたんぱく質や脂肪分を含みますので、動物性たんぱく質・動物性脂肪分のかたまりであるお肉は、ニオイ物質をたっぷりとアポクリン汗腺に送り込むことになってしまうわけです。

いまは、チェーンの牛丼店やハンバーガーショップなどで、手頃にお肉を食べられる時代となりました。

ただし手軽で早く食べられるからといって、日常的に食べていると、アポクリン汗腺からずっと動物性たんぱく質、動物性脂肪分の多い汗が出て臭うカラダになってしまうのです。

とはいえ、いまの食生活が現代の日本人にとってはスタンダードとなっています。
いくら和食がいいとはいっても、昔に戻ることは難しいもの。

お肉やチーズをたっぷり使ったファミレスのハンバーグや焼肉、正直なところ美味しいですよね。
脇汗とニオイは病気ではありませんから、本来それほど肉や脂肪を制限する必要はなく、食べ過ぎなければいいだけなのです。

いまの時代に、生活習慣病でもないのにそれらの食材を控えることは、かえってストレスになってしまいます。

これらの食材を摂りながらも、汗のニオイも抑えてくれる食材にはどのようなものがあるのでしょうか?


ニオってきたら間を空けて、野菜をたっぷり食べること

朝はハンバーガー、昼は牛丼、夜は自宅で生姜焼き…という生活を2日続ければ、確実に汗は臭くなります。
食事が原因ですので、ツンとした汗のにおいはお風呂に入っても復活します。

『今日は汗が臭うな』と思ったら、肉料理はいったんやめましょう。
そういう時は、たとえば朝はトーストと目玉焼き、昼は魚や野菜炒めをメインとした定食、夜はパスタなどに変えると、物足りなさを感じることもなく大量のお肉を食べるのを避けられます。

けっこう炭水化物が多くて、炭水化物の摂りすぎが気になるかもしれませんが、炭水化物は汗が出にくい食材でもありますので、気に留めておくといいでしょう。

ただ、これは外食だけで1日過ごすような時の話で、料理する時間があるなら野菜類をたっぷり食べるのが一番です。

特に緑黄色野菜は活性酸素の発生を抑えますので、肉類を食べた後の消化も助ける上に体温の上昇も抑え、その分汗のにおいも軽減されます。

そのため、トンカツと一緒にたっぷりキャベツを食べるのは、とても理にかなっているのですよね。
どうしても野菜を食べたり、調理する時間がないなら、緑黄色野菜の汁である『青汁』を習慣にするという手もあります。

肉料理を食べるとき、青汁を多めに飲みながら食べると、後から汗が臭うことはあまりありません。

納豆は体臭を抑える

また、手っ取り早く体臭を抑える食品として優れものなのが『納豆』です。
納豆もたんぱく質が豊富な食品ですが、あくまで植物性のたんぱく質ですので、含んでいる脂肪も植物性の脂肪。

植物性の脂肪は不飽和脂肪酸を持ち、活性酸素を抑えた上に活性酸素の増加まで防ぎ、発汗も抑えてくれます。

大豆製品の豆腐や豆乳も同じく汗やニオイを防いでくれますが、納豆は手軽に食べられる上に発酵食品なため、腸内環境も良好にしてくれて自律神経の乱れも防ぎ、全体的に体臭を抑えてくれます。

納豆自体はくさいですが、食べるとニオイを防ぐミラクルな食材ですので、毎日1個は食べておきたいものですね。

あと大豆製品には、女性ホルモンのエストロゲンに近い成分の大豆イソフラボンが含まれていることで、女性ホルモンのバランスを整えて、イライラや興奮を抑えます。
そのため発汗も自然と少なくなっていきます。

ニンニクやニラなどは出かけない日に食べましょう

ニンニクやニラ、ネギなどは非常に栄養価が高く元気が出る食材ですが、食べたあとの胃の中からも独特のツンとしたニオイを発します。

これらの食材は殺菌力も強く免疫力を高めるため、カラダのためには積極的に摂りたい食材なものの、胃の中でアリシンという物質に変わり、口臭や体臭の元となってしまいます。

そして時間が経つと汗にも表れて、汗がニオってきてしまうのです。
そのため、ニンニク、ニラなどの食材は休日の前の日か、出かける予定のない日に食べておくといいでしょう。

汗のにおいが気になる方にとって、においやすい食材との付き合い方には神経を使うものです。

そのため上記の方法、肉類は食べる間隔を空ける、できるだけ野菜を多く取る、納豆などの発酵食品を食べて腸内環境を整える、においがキツい食材は出かけない日に食べる、などの簡単な方法を実行すれば、食べ物で汗のにおいがキツくなるのを最低限に抑えられますので、明日からでも試してみていただきたいと思います。