汗腺を鍛えて汗はコントロールできる?また、どんな方法がある?

脇汗が多くて困っている方の多くは、全身の汗腺の働きが鈍くなっていることが多いと言われています。そのため、誰でも汗がよく出る場所のワキや手足、顔などの汗腺に汗が集中してドッと汗をかいた感じになるのですね。

もちろん、汗腺の問題以外にも脇汗が多くなる理由は色々とありますが、ここでは全身の汗腺から健全に汗をかけるように『汗腺を鍛える』という方法を見ていきましょう。

汗腺を鍛えるには、いったいどのような方法があるのでしょうか?また、汗腺を鍛えたら汗は正常に出るようになるものなのか、色々と調べてみました!

汗っかきさんはお風呂も運動もニガテ?お風呂好きになる方法は?

普段から汗っかきな方は、わりと暑がりな傾向があります。暑いから汗が出るのですが、多汗傾向な方の場合、体感温度を普通の人より2度くらい高く感じています。

たとえば夏場に28度くらいあると普通に暑いですが、汗っかきの人は30度から32度くらいの真夏日のように感じているようです。そのため、顔やワキからの汗が人より多く流れています。なのにカラダの熱は引かず、のぼせたり、ひどい人は熱中症になったりします。

そうなる理由のひとつとして、全身の汗腺がうまく働いていず体温調節がうまくいかない、という体質があると言えるでしょう。ちょっと動くとすぐに暑くなるので、運動はあまり好きではなく、お風呂はニガテでシャワーだけ。

湯船に浸かったとしても『あっ』という間に出てくる、いわゆるカラスの行水というタイプの方が多いですね。

とはいえ、お風呂と運動以外に汗腺を鍛える方法があるでしょうか?色々と調べてみても、汗腺を鍛えるのに最適なのはお風呂と運動という結論に至りますので、ここはひとつ頑張って湯船に入ることから始めてみましょう。湯船に浸かると血行も良くなります。

全身の血の巡りが良くなりことで自律神経の調子も整え、身体のだるさも取れますので、しだいに前向きに運動もしてみよう、という気分になれます。最初は、ぬるめの38度くらいのお湯に浸かり、徐々にお湯の温度を上げていくといいです。

湯船の中で汗腺を解放することで、溜まっている老廃物なども出て行きますので、臭い汗、ワキや顔に集中する汗が軽減していきます。お風呂上がりは汗をかいていても、服を着る頃にはすっかり汗が引いてサラサラですよね?それはしっかり汗が出きっているからなんです。

シャワーだけで済ますと、最初は肌がサラサラでも、すぐに汗でベタついてきます。シャワーは皮膚の表面の汚れを洗うだけですので、汗腺からの老廃物を出し切ることはできず、皮脂もしっかり落ちていないのでそうなってしまいます。

洗いきれず残った皮脂と汗が混ざると、すぐにニオうようになってきます。湯船でしっかり汗腺からの汗を流し、皮脂や角質を浮かせて落とすことが汗腺を鍛えて汗のニオイも軽減する第一歩となります。

皮膚のこすり過ぎには要注意


皮脂や垢を取りきってしまいたいあまりに、ナイロンのウォッシュタオルなどで石鹸を泡立て、ゴシゴシ擦ってしまう方がまだ多いです。この洗い方は、すでに30年以上も前に肌荒れの元として問題になりましたが、いまは忘れられていますし、若い方は知らない人も多いでしょう。

ナイロン製のウォッシュタオルは垢がしっかり落ちるので気持ちがいいものの、必要な皮脂まで取り去ってしまうので肌の乾燥を招きます。そのため、ニキビ体質の方は胸や背中のニキビがひどくなりますし、ワキガや多汗症の方は余計に汗が出ることにもなります。

カラダの洗い方で理想的なのは、湯船でしっかり皮脂や角質を浮かせたあと、手に泡立てた石けんの泡だけで洗っていくことです。ちゃんと湯船に浸かっていれば、それだけでおおかたの垢や皮脂、汗腺からの老廃物が落ちていきます。

そして必要な皮脂は残ってくれますので、適度な汗が出るようになります。もし、どうしてもタオルで洗わないと気持ちが悪いなら、ゴワゴワしたナイロンではなく、木綿のフェイスタオルで石鹸を泡立て、カラダをそっと優しく撫でるように洗うといいでしょう。

湯船に浸かり、キチンと洗って肌を傷めないことが汗腺を鍛える上ではとても大事です。石鹸は洗浄力の高い『バーバラちょうようせっけん』や、オリーブオイルを原料とした『アレッポの石鹸』などが理想的で、石鹸だけでかなり垢が浮いてきます。

ただラポマインやクリアネオなどの制汗剤を定期購入している場合、石鹸まで何千円もするものを買うのは大変ですので、おサイフ事情が厳しいときは伝統の『牛乳石鹸』がオススメ。ドラッグストアで手軽に購入できますし。

泡立ち、汚れ落ちには定評があり、香りもよく、爽やかな石鹸の香りに癒されます。牛乳石鹸にはさっぱりと洗い上がる『青箱』と、しっとり洗い上がる『赤箱』がありますので、汗腺を鍛えている最中はさっぱり系の青箱を使ってみるといいでしょう。

湯船に浸かるのはできれば毎日、無理そうなら最低でも2日に1度にしてみてください。慣れたら徐々にお湯の温度を上げていき、40度くらいのお風呂に入れるようになるとベストですね。

これを続けているとカラダ中の汗腺からまんべんなく汗をかけるようになってきますので、脇汗だけが特に多いという状態が改善されていきます。そのため汗のニオイも減っていきますが、ワキガのニオイは気になるという方は制汗剤を塗っておくといいでしょう。

これで完全に汗腺をコントロールできるわけではありませんが、臭い汗が減っていくので、ワキガの方でも制汗剤の持続時間が長くなっていくのが期待できます。