多汗症にヨガは有効?自律神経を整えてくれる?

多汗症の原因の多くは、精神的な緊張や、自律神経の乱れからくるものが多いです。また、精神的な緊張がそのまま自律神経の乱れをもたらしますので、なるべくストレスを溜めないようにするのが好ましいですが、現代社会はなかなかそうもいきません。

多汗症や脇汗のにおいで悩む方が増えたのも、ストレスの多い生活になっているからでしょう。自律神経は内臓や呼吸、血のめぐりなどカラダの機能をつかさどる大事な神経ですが、非常にストレスに弱いです。

例えば出勤時に電車の中でお腹が痛くなるとか尿意を感じたりして、駅に着くたび降りてトイレに駆け込む人がいますが、これも自律神経の乱れが大きな原因となっています。そのタイプの方は、休みの日はあまり腹痛も、切迫した尿意も感じないことでしょう。

多汗症もまた、自律神経が常に緊張状態にあるように交感神経を活発にさせてしまうので、ちょっと緊張すると大量に汗をかくようになってしまいます。

その状態を改善するには、専門医にかかったり、漢方薬やプラセンタの服用も有効ですが、適度な汗をかきながら呼吸を整えるヨガも自律神経にプラスに働きます。それでは、ヨガでどのように自律神経を整えていけるのか見ていきましょう。

ヨガの呼吸法が自律神経の乱れを整える

緊張している時に『深呼吸をして』と言われた経験がある方は多いことでしょう。その時の深呼吸は効果がありましたか?それとも全然効きませんでしたか?もし、深呼吸がたいして緊張を和らげなかったという方は、本当の意味での深い呼吸が出来ていなかったのかもしれません。

本当の深呼吸とは腹式呼吸で、ゆっくりと、お腹いっぱい息を吸い込むことです腹式呼吸が出来ているかどうかは、お腹に手を当ててみるとすぐにわかります。しっかり息を吸い込んだ時に、お腹が胸よりも膨らんでいると正しい腹式呼吸が出来ていると言えますね。

この腹式呼吸、学校で教わることはあまりありません。部活動で合唱やブラスバンド、アナウンスや演劇、スポーツをやった経験のある方は、お腹から息を吐かなければならないので訓練したことと思います。

特にブラスバンドでは、腹式呼吸で強く息を吐かないとトランペットなどの音を出せません。腹式呼吸でゆっくり口をすぼめて息を吐くときに、ブーッという音が出せるようになってはじめて、金管楽器から音が出ます。

あとは呼吸を調節しながら自由自在な演奏が出来るようになっていきます。ちょっと話が逸れましたが、呼吸は訓練次第でコントロールできるのですね。呼吸を意識して整えられるようになると、自律神経のバランスも整ってきます。

そのため『吹く』系統の楽器演奏を趣味にしている方は、わりといつも明るく取り越し苦労をしません。さて、ヨガを行う上で大事なのはこの腹式呼吸をまず習得することです。

胡坐を組んだときや、横になったときにお腹までたっぷりと息を吸い込み、そしてゆっくりと吐いていくことが大事。

理想を言うなら、息を吐くときに唇の振動でブーっという音が出るくらいになればいいのですが、人前ではちょっとやりづらいと思うので、家で練習してみるといいです。長く続けていると、吐く息だけでドレミファができるようになってきますので、気長に続けてみましょう。

ヨガの具体的なやり方は?何分くらいやればいい?


ヨガにも様々なポーズがあります。ヨガと聞いてイメージしやすいのは、胡坐を組んで両手を膝のに置き、人差し指と親指を合わせた手のひらを上に向けるという、瞑想のポーズではないでしょうか。最初はこのポーズだけで5~10分くらい腹式呼吸を繰り返してもいいでしょう。

息をゆっくりお腹まで吸い込んだら、そこで少し息を止めて、少しずつゆっくりと吐き出すのを繰り返していきましょう。それから四つん這いになった『猫のポーズ(これも有名ですよね)』に移り、背中を丸めて背骨を伸ばしたり、息を吐きながら胸を反らしたりします。

この猫のポーズでも、大事なのは最初に息をお腹まで吸い込み、動作のときにゆっくり吐いていくことです。また、『木のポーズ』もわりとよく知られています。こちらは立った姿勢で息を大きく吸い込み、片脚で立ちます。

もう片脚は、立っている方の膝あたりに足の裏を付けておきバランスを取ります。それから両手を胸の前で合掌し、息を吐きながら上へ上へと伸ばしていきます。最初バランスを取るのが難しいので、無理せず短時間で終えて何回か繰り返してもいいですね。

片脚で立つのに慣れてきたら、今度はつま先で立てるようになるまで頑張ってみてもいいでしょう。ヨガ初心者であったり、毎日忙しい方はこの有名な3つのポーズを繰り返すだけでも、だいぶ呼吸が整い、自律神経にも良い影響を与えます。

時間としては、15分くらいは欲しいところですね。もっとヨガについて詳しく知りたいなら、ヨガの本を買ってみたり、ネットで調べたり、ヨガ教室に通ってみるのもいいと思います。大事なのは、呼吸を整えるのに神経を集中させることです。

ヨガをすると、気持ちが前向きになります。寝る前までは、明日起きたらあれをしよう、どこそこへ行こうと思っていても、目が覚めたら意気消沈…ということも、ヨガを続けているとだいぶなくなります。ヨガがうつや自律神経失調症に効果あり、と言われているのもうなずけますね。

ヨガは全身からも汗をかきますので、自律神経を整えて多汗症が改善されるだけではなく、サラサラのいい汗をかけるようになることも期待できます。