足汗の多い方は、よく足の指の間が汗で蒸れて皮膚が割れ、そこにさらに汗がしみて痛くなることがよくあります。
とってもツラい状態ですよね。
汗は塩分を含んでいますから、傷に汗がしみると非常に痛いもの。
そこで、足の汗っかきさんが足指の間の割れを防ぐにはどうしたらいいのか、色々と調べてみました!
足汗の多い方にとってティッシュは万能
足汗で指の間が割れるような時は、気づいたらそうなっていた、というパターンがよくあります。
そんな時、とっさにできる手当ては、ティッシュを指の間に挟むこと。
ティッシュは中敷きの代わりにもなりますし、足指にも挟んでおける万能ツールですので、足汗に悩む方は職場やバッグの中に常備しておくといいです。
足汗が多い時に、靴の中で汗の逃げ場がないと皮膚が蒸れてふやけ、弱くなったところで、足に圧力や摩擦があって皮膚が破けます。
うっかりしていると起こってしまい、汗がしみてようやく気づくことが多いのです。
足に傷口がある状態を放置しておくと、そこから雑菌が入って炎症を起こしたりしますし、水虫の元となる白癬菌も入り込みやすくなってしまいますので、足の指が割れたときはじゅうぶんなケアが必要。
とりあえずティッシュを指に挟んで汗を吸い、足の指同士がくっつかないようにしてから本格的なケアに取り掛かりましょう。
足がサラッとした状態を保てるようにする
足汗の量が普通の方は、夏場に足が密閉されるような靴を履いていても、汗で指の間が割れるようなことはめったにありません。
暑さのせいであせもは起こりますが、指が割れるほどの汗はかいていないということになります。
そのため、足汗の多い方はなるべく汗を解放できるようにすることが大事になってきます。
仕事中でも、たまには靴を脱いで汗を発散しましょう。汗と同時ににおいが気になるなら、トイレの個室で靴を脱いでもいいです。
トイレ用の消臭スプレーを携帯して、出る時に個室にスプレーしてくれば、後から入る人に迷惑をかけることもありません。
また、足の間は常にサラサラしていると皮膚は割れませんので、5本指のソックスを履くか、薄手の靴下を履いてなるべく汗を吸わせるといいです。
足をサラサラさせておくコツは、できるかぎりつま先にゆとりをもった靴を履くことに尽きます。
職場ではビジネスシューズやパンプスを履いていなければならない場合でも、なるべくつま先にゆとりがあるタイプの靴を選び、薄手の靴下やインソールに汗を吸収させるようにするといいです。
お風呂のときに、足をしっかり洗っておくことも蒸れ防止につながります。
足は適当に洗ってしまうと、ベタベタ感が残ります。
足汗や足の雑菌は靴の中で蒸れ、皮膚まで入り込んでいることが多いので、足は決してボディソープの余りで洗ったりせず、石鹸をよく泡立てて指の間をもみほぐしながら丁寧に洗った上、垢をしっかり取っておくと、わりと長時間指の間がサラサラとしていてくれます。
足の指の間に残った角質が擦れあって、指の間が割れることもよくあるので、洗いをしっかりしておくことが大事です。
そして、まだ指の間が割れる前ならアルコールをスプレーしておくと、短時間ですがサラッとなります。
ドラッグストアで買った消毒用エタノールを、小さなスプレーボトルに移して持ち歩き、足の指がベタベタしてきたと思ったら靴を脱いでスプレーして指の間にしみこませ、密着している足指を離して乾燥させるといいです。
エタノールの揮発性と殺菌力で、すぐにサラッと乾燥させられます。
指の間が割れた後でも、消毒になるので使ってもいいですが非常に痛くなってしまいます。
ただ、消毒用エタノールの使いすぎは常在菌の善玉菌をも殺菌することになってしまいますので、1日1、2回に留めておきましょう。
すっかり指の間が割れてしまった時のケアは?
足指の間が割れてしまった場合、軽いうちならオロナインやマキロンを塗っておくと自然に治りますが、繰り返す時やひどいときは皮膚科の先生に相談するのが一番です。
どこかで水虫をもらっていることで、足指の間がただれている場合もありますので、一度水虫検査をしておきたいもの。
水虫でないなら安心できますし、検査で水虫が判明した場合は適切な治療が必要になってきます。
その他カンジダ菌による症状でもあったりしますので、長引くようならまずは病院で検査です。
また、足汗があまりに多いことがだけ原因なら、多汗に関する相談も皮膚科でできますので、ためらわず受診してみましょう。
単に足指の間が割れているだけでも、適切な投薬をしてくれます。処方薬の方が、市販薬よりも効き目は強いので、より早く傷は治ります。
ここまで対策した上で足汗が収まらないなら、やはり制汗剤の出番となります。
全身に使えるクリアネオなどをうっすらと塗って足汗を防ぎ、毎日サラッと気持ち良い足で過ごしたいものですね。